Denmarkに留学

Denmarkに留学

半年間の交換留学 at DTU

帰国から1年が経って

帰国から1年が経ちました。

卒業論文が無事書き終わり、一旦落ち着いた(てはない)ので、

突然ですが、ふとブログと言う形で書き物をしたくなりました。

以下クソみたいな僕の思いですが、数年経って読み直したいので文字にしておきたいと思います。

 

 

この1年を振り返ってみると、実は、

留学で何を得たんだよって, 留学して良かったのかよって、ずっと考えさせられた1年でした。

えぇなんで悩んでんのよって思うかもしれないんですが、なんか悩んでました。

 

僕は頭の中の整理がうまくない方、

整理は出来てるんだろうけど、文字とか言葉に起こせないタイプの人なので、

こんなに時間がかかったんだと思います。

 

悩みのきっかけは惨敗した就活でした。

 

エントリーシートってのを書かないといけないんですが、留学で学んだことを考えると、

なんだか筆が進まなくなりました。

 

うまく書けないですが、結論から言うと、

留学で得られたことがほとんど想定内だったってのが今腑に落ちる考えです。

 

よく留学に行った人たちが自信満々に、世界に目を向けるようになりました、とか、働き方についてのイメージが変わりました、とか。

さも、人生哲学に影響が出たかのように語るんですよ。本当に。

僕も留学に行ったらそうなるのかと思ったり、なんなら、そうならなきゃと思ってしまったりしてました。

(そのためには、色々なことを経験しなきゃと必死でした。)

そんな大御所の方々のドヤ顔に小さな僕は、6ヶ月しか行っていないという弱みも相まって、更に小さくなってしまいました。

今考えると、そんなことに縮こまってたのか。相変わらずだなと笑いたくなります。

 

想定内だったとはどういうことなのか。

例えば、単位取得。

取得しなければならない単位のために、必死になるのは出国前からわかってたこと。

英語の講義で単位を取るためには、とにかく教授に質問しまくるしない。

おそらく、教授にめちゃくちゃアポとるんだろうな。

日本人は怖いって言われるぐらい徹夜で試験対策するんだろう。

パートナーが使えなかったら、自分でなんとかするんだろう。

なんだかんだわーわー騒いだあと、単位は取れてるんだろうな。

異文化理解。

寮でポットラックとかやるんだろう。

アジア人の友達がいっぱいできるんだろう。

改めて日本が好きになるんだろう。。

..

 

 

いや、正直にですよ、

高1からカナダに留学させてもらって、高2でカナダに一人で行かせてもらって、

大学に入ったら外国人と住む国際寮に入寮。大学1年目の夏にドイツに経済学学びに行った人が、

デンマークに半年留学してる間に泣きたいぐらいのカルチャーショックを受けて、それを教訓にするなんてことないですよ。

新鮮味って言ったほうがいいんでしょうか。

お金がなくて苦しみましたがそれは別の話。

 

もちろん、想定外のこともありました。

バックパック中にモロッコという素敵な国に出会えたり、

飲み会のネタになるような面白いこともたくさんあった。

 

それでも、帰ってきて得たことは想定内。

留学に期待しすぎたとも言えます。

 

じゃあ、僕にとって留学は何だったのか。想定内だったのになんで行ったのか。

 

たぶんそれが絶対達成したい1つの目標だったからです。

1でカナダに行った時から英語でコミュニケーションとれるようになりたい、

異国の地でも生きられるようなタフな人間になりたい。

そう思っていて、それを示すために大学に入ったら絶対に留学すると決めてました。

サークルに入って、予想以上にそっちに時間を注ぎ、目標のTOFLE点数にまで到達しませんでしたが、

なんとか無理やりデンマークに留学することができました。

 

すべてひっくるめて、僕の中の絶対を絶対にするために留学したんだと思います。

 

とっても恵まれた環境に居て、渡航までのハードルは大口叩けるほど高くないです。

ただ、それでも留学すると決めて、留学できた。そのことに意味があるように思います。

 

よく就活のありきたりな言葉で、粘り強く頑張れる人ですってのがあります。

多分僕はそれを長所にする人です。

でも、僕の粘り強さは人よりは違う。

 

人生は試練で、自分は無能で、人一倍の努力が必要だと。

稲森さんの弟子か!ってツッコミたくなるようなそんな人生哲学をしっかり持った上で、

こんな人間になりたい、あんな技術を持ちたい、と思いどんなに妥協を余儀なくされても、

目標は達成する。そんな泥臭いイノシシみたいな粘り強さが自分なんだと思う。

 

それを体現できたのが、留学だったんだと思います。

 

言うほど、英語力ないじゃん。コミュニケーション能力ないじゃん。

そう言われたら、否定できないですが、それはまた別の話。

 

どんな環境でも決してぶれない羅針盤を心に持ってることが確かめられただけで、

意味のある留学だったと思います。

 

 

留学が次に繋がることも出てきました。

日本の企業が主催ですがアメリカで行うインターンに呼んでいただいたり。

卒論を英語で書こうと思えたり。

国際学会に出たいと思えたり。

 

 

 

さあ、珍しく前を向こう。

中学なんかよりもっと前から叶えたい目標が叶わないかもしれない危機にある。

今度は一筋縄じゃぁいかない。

 

 

粘り強く頑張ろう。

 

 

ps. ブログ作るならtumblarで作ればよかったって思った最近。