最高スコア12(AA)を貰った。授業の感想1/2
まだ、CADの授業の科目がでていないのですが、忘れるといけないので授業4つの感想を書いていきたいと思います。
すこし長くなるかな、と思うので今回は記事を2つに分けたいと思います。
まずはじめに、僕の今セメスターの受講科目は下の4つでした。
- Experimental Course in Optical Communication[34126]
- Computer Aided Design CAD2[62626]
- Linux Server and Network [62501]
- Project Management [62132]
受講科目についての詳しい説明は下の過去記事を見ていただけると嬉しいです。
今回は実験とproject management についての感想を書いていきます。
linuxとCADは2つめにまとめます。
DTUの成績評価について
DTUには成績の付け方が2つあります。一つは7段階評価によるもの。
こちらは、-3, 0, 2, 4, 7, 10, 12の7段階の評価。
日本の大学で言う、A,B,C だとか、優,可とかになります。
7段階のうち、2以上が合格。つまり単位取得です。最高スコアは12ということになります。
僕の大学の評価はE,D,C,B,A,AAの6段階でC以上が単位取得になるので、7段階評価に当てはめると、B+とB-ができたイメージです。
もう一つの評価方法は、合格か不合格の2択による評価。実験など、一部の授業はこちらの評価方法になっています。
正規学生は合格不合格が成績評価方法になっている単位は全体の何%マデみたいなのが決まってるようですが、留学生には特に関係ないです。
工学実験(Experimental Course in Optical Communication)
この授業はとにかく4時間実験という内容でした。実験内容は光ファイバーについて。
最初は光ファイバーの特性を調べるシンプルな内容の実験から始まり、中盤は光通信増幅器についての実験。
後半は光ファイバーを使っての通信実験。エラー率であるとか。で終わりました。
ぶっちゃけ所属分野とは全く関係ないです。ないんですが、この分野に乗り換えたいと思うぐらい面白かったです。
過去にも言いましたが、多くの実験で実験手順が与えられません。実験手順を考えるところからが実験でした。
正直、僕が実験手順を考えるということは少なく、よくできるオーストラリア人に頼りっぱなしだったのですが、
それでもテストに向けて、実験の仕組みや原理を理解する工程が楽しかったです。
日本の実験だと実験テキストに沿って、結果をまとめればいい。鬼のように長いレポートをカフェでタラタラ書いて、終わんなければ徹夜して。時々、過去レポ見て。
そんなのが、実験でした。うわべの理解で止まっていたと思います。
光ファイバーの実験では、常に自分から調べることが求められました。テキストが英語というのも大きいと思います。英語だけでは理解できなかったり、レベルが高すぎて基本的な部分を補うために片っ端から調べまくりまりました。仕組みがわかったり、テストに向けて専門単語を自分なりに簡単な単語に置き換えて整理する感じが、自分のものになっていく感覚がして楽しかったです。
加えて、教授が素晴らしかったです。常に現実と実験のリンクを大事にする人で、この実験の内容が現実世界でどう使われているのかを説明してくれるし、そこを1番重要視してくれていました。おかげで、大陸間の光ファイバーの仕組みや、今日の増幅器について少しですがわかった気がします。(自分の中で整理できたというだけですが….)
また、うまく説明できるか。よりも理解しているかを求める教授で、英語でうまく説明できなくても絵に書いて説明すれば、理解しているとわかってくれる。本当に優しい教授でした。
結果は、PASS。
この授業は合格か不合格かのみの判定ですので、7段階で成績はつきません。
教授が求めている理解度と程遠かったかもしれませんが、、、
一緒に勉強を進めてくれた同期の日本人と、いろいろ教えてくれたTA,教授,オーストラリア人に感謝です。
もう少し、光通信について勉強したくなったんだけど、学部変えればいいの??(笑)
経営工学(Project management)
僕はこの科目を日本語で経営工学と呼んでいますが、正しいのでしょうか。
授業内容
授業内容は、この分野では有名らしいMaylorという教科書にそって、効率の良い経営やプロジェクトマネジメント方法、それのためのタスクの整理方法や考え方について学ぶ科目でした。ガッツリ文系です。
例えば、ガントチャート、パレートの法則、制約条件の理論(TOC)、ネットワークダイアグラム、OBS、Responsibility Matrixとか。
実際にプロジェクトをやってほしいという教授の目的もあり、12回の講義中に2回グループプレゼンを行いました。
講義では、うーん、それ当たり前じゃね?っていうことから、へーそんなことある??みたいな疑り深い内容まで(笑)ただ、英単語が文系寄りだったのと、教授がイギリス人ということもあり、講義の内容を聞くだけでバッチシ理解というのは無理でした。先生の講義ノートを読んで理解するって感じです。
1番辛かったのは、英語が苦手な部類の人間が僕だけだったということです。香港人は英語ペラペラだったし、顔からして中国人だと思い仲間だと思ってた人は、実はオーストラリア人で、ぶん殴りたいぐらい裏切られたり。そんなこんなで、英語苦手なのが僕だけってのはかなり心ボソかったです。プレゼンの時の周りの目が痛いな~と思いながら(開き直ってましたが….)
プレゼンでは、グループメンバーに助けられましたね。
質問されて、詰まったら助けてくれたのが印象に残ってます。あと2回目のプレゼンのときに、他の課題と重なって前日までプレゼンに手をつけられないことがありました。その時も、Messangerが飛んできて、大丈夫?わからなかったら聞いて!!と。
ありがとぉおおおおおおーーー デンマーク人の優しさに触れた瞬間でした。
期末テスト
テストは、オーラルテストでした。
9つの質問内容が予め与えられてて、それについて用意した後、試験では1~9までのトランプから1つ選び、その番号の質問にそって、ショートプレゼン→教授からの質問という内容でした。
9つの内容の準備はマル2日かかりました。朝から晩まで講義ノート読んで、頭で妄想プレゼンしながら、紙にひたすら自分の頭の中で喋っている文を書きなぐるという作業を続けました。
9つの準備がある程度終わった時に、これはダメだ….と思いました…
どれだけやっても、妄想プレゼンのレベルは低いままですし、理解はしていても概念的なことが多すぎてうまく説明できない時が多々ありました。
妄想プレゼン中に、説明できずに2回も3回も同じ説明してることもあったし、気づけば一つの質問内容で40分使っていることもありました。
これは記念受験になるなと….
テストでは、4番の質問を引きました。質問内容はこちら。
With reference to the 4’D model, given your description of a project from start to end. then, explain the requirements and conditions for starting up, running and closing down the project and its basic organisation.
プロジェクトの一連のサイクルを、必要なものや組織形態を交えながら、自分のなりに説明しろって感じでしょうか。
概念的なところが多すぎる質問だったので、概念の説明をするのは英語力的に辛く、止む終えず、自分の実体験とリンクさせながら説明しました。
一通り説明したところで、驚いたことに教授から来た質問は概念ではなく、僕の実体験についての質問でした。これなら答えられると思い、答えていくと、試験は終了。教室の外に出され、3分後に再び呼ばれ試験結果を聞くと最高スコアの12でした。。
驚きすぎて、なんで??って聞くと、
習ったことを、しっかり実体験に置き換えていて、4’Dモデルの中で何が大切かを分析できていたから。正直、私も驚いた。
と言われました。
これには、笑いしかありません。苦手な単語を回避するために、選んだ迂回路が良い方向に働いてしまいました(笑)
英語について聞くと、
プレゼンの時の英語は、作られた英語だったけど、今回は紛れもなく君自身から出てきた英語だし、悪く言う程悪くないよ。
と言われました。どこまで本気がしりませんが、少し嬉しかったです。
まあ、あとから受講者の取得成績割合をみてみたら、例年4割近くの人が12で、残りが10か2かって感じだったので、
12を取ったことについてはすごくないです。
それよりも、英語であったりとかプレゼンを評価してくれたという点に嬉しさを感じました。
個人的な面白話
えー、そうなんです。経営工学の単位は日本の大学の単位に置き換えるとAAなんです。
AAとか取ったの久しぶりすぎて震えました。
ただ!!、この単位。互換できません!!!
つまり
幻のAAが生まれました!!!!(拍手)
久方ぶりにAAとったのに、その事実は証明証のどこに反映されることもありません!!
どういうことだぁあああああ
てゆうか、本当にAA何年ぶりだよ….
(homeUniの成績が悪すぎるブログ主の悲痛な叫びでした。。。)
て、てか、フル単したのいつぶりだよぉぉぉおおおおおーーー
おち。